(読中)未来型国家エストニアの挑戦 電子政府がひらく世界 ラウル・アリキヴィ/前田陽二
Kindle Unlimitedで読んでいて、すっごく面白かった本のご紹介
未来型国家エストニアの挑戦 電子政府がひらく世界 (NextPublishing)
- 作者: ラウルアリキヴィ,前田陽二
- 出版社/メーカー: インプレスR&D
- 発売日: 2016/01/29
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
ってまだ読んでる途中ですが。
マイナンバー制度の対比として、アメリカのSSNと同じぐらい登場するエストニアの国民番号制度。
この本の中ではサービス内容、歴史、基盤など、エンジニアにも為になる内容が丁寧に記載されています。
特に基盤の内容については、よく出来たシステムだなー。と思いました。
個人情報の保護方法や他システムへの情報連携のための共通基盤の仕組みなど。
うろ覚えですが、日本のマイナンバー関連の共通基盤よりも洗練されているような・・・。
特に驚いた記載として、
「エストニアでは、電子政府構築のための情報基盤の整備が進んでいることから、電子政府のアプリケーションサービスの開発費用を低く抑えることができる。たとえば、インターネット投票システムの初期投資費用は30万ユーロ(約4000万円)程度である。」
って4000万円で開発できるんですか・・・。
物価も違うのだと思いますが、日本で作ったらいくら掛かるやら・・・。
続いて、
「エストニアの電子政府サービスの開発の特徴は、一度作ったあとは作りっぱなしではなく、利用者の声を反映させ、改良を重ねていくところにある。」
素晴らしいですね。
当然の話だろって思うのもわかりますが、当然のことをやるのってすごく難しいのです。
エストニア・・・移住しようかな。笑